同じカードは版・言語・サインド等の状態を揃えるススメ
2011年3月23日 カウンターバーン コメント (4)同じカードがデッキに複数枚入っているとき、可能なかぎり版や言語等を揃えるようにしている。これは、自分側の手札や操作したライブラリ上位に同じカードが複数枚あったとき、「ダブりの牌がある」という事を相手に知られるのを防ぐためである。
分かりやすい例を一つ。
「A」というカードを含む初手ハンドをキープしたら、相手初動が《思考囲い》。対戦相手はA以外のカードを指定し、それをディスカード。返しのツモで2枚目のAを引き、返したターンで相手が《Hymn to Torach》で「2枚目に引いたA」を捨てさせた場合、以下の条件で、本来相手が知ることのなかった「Aがダブっている」という事が知られてしまう。
・ヒムのランダムディスカードで2枚目に引いたAがディスカードされる。
・2枚あるAが、版・言語・枠の色、FOILと非FOIL、FOIL同士の継ぎ目の有無等、見た目で区別できる。
・対戦相手が1枚目の状態を記憶している。
これ以外にも、《目くらまし》のコストとしてハンドに戻した基本土地タイプ:島のカード以外の島を、翌ターンにセットする、といったケースもある(もっとも、これは展開上違うマナの出る島系デュアランをセットする必要のある場面もあるし、何より気をつけて同じ島をセットし直せば済む話ですが)。
で、こういった「重箱の隅をつつくような」ケア自体はいつもするようにしてるんだけど、ホントにこれを意識していて、実戦で「不利にならずに済むこと」「有利になること」ってあんの?と自分でも思ってたのですが、先日こんなことが。
対戦相手はZoo。G1に相手は《森の知恵》2枚をプレイ(両方ともカウンター)。この際、相手の《森の知恵》は「5th日本語版」「4th英語版」であった(※気になったので念のため、版と言語を対戦中にメモってた)。
最近Zooは《緑の太陽の頂点》を積んだいわゆる「頂点Zoo」が流行っている。「頂点Zoo」は《稲妻》《Chain Lightning》の火力8枚体制が基本のZooから、だいたい火力が《稲妻》のみ4枚に削られており、最近では《森の知恵》を3枚4枚積む構成が定番のようである(一般的なZooの《森の知恵》の枚数は2枚が基本で、裏を返せば《森の知恵》の枚数は相手が頂点型か非・頂点型かの区別する材料となる。)。
G1では《頂点》を見ることはなかったが、G2開幕で相手がまた《森の知恵》をプレイしたが、このカードが「5th英語版」で「3枚目の《森の知恵》である」ことを確定させるカードであった。《森の知恵》が入っている→頂点型である→火力が少ない等、対戦相手が版と言語を揃えていたり、この対戦がMagic Onlineでディスプレイ上で行っていた事なら知ることのなかった情報を知ることができた。
このマッチではその知りえた情報で実際に勝ちに繋がったかってーと、そんなことはないんだけど、こういう要素も「ゲームの優劣に繋がる可能性は充分ありえる」んだなぁ、と思った出来事でした。
分かりやすい例を一つ。
「A」というカードを含む初手ハンドをキープしたら、相手初動が《思考囲い》。対戦相手はA以外のカードを指定し、それをディスカード。返しのツモで2枚目のAを引き、返したターンで相手が《Hymn to Torach》で「2枚目に引いたA」を捨てさせた場合、以下の条件で、本来相手が知ることのなかった「Aがダブっている」という事が知られてしまう。
・ヒムのランダムディスカードで2枚目に引いたAがディスカードされる。
・2枚あるAが、版・言語・枠の色、FOILと非FOIL、FOIL同士の継ぎ目の有無等、見た目で区別できる。
・対戦相手が1枚目の状態を記憶している。
これ以外にも、《目くらまし》のコストとしてハンドに戻した基本土地タイプ:島のカード以外の島を、翌ターンにセットする、といったケースもある(もっとも、これは展開上違うマナの出る島系デュアランをセットする必要のある場面もあるし、何より気をつけて同じ島をセットし直せば済む話ですが)。
で、こういった「重箱の隅をつつくような」ケア自体はいつもするようにしてるんだけど、ホントにこれを意識していて、実戦で「不利にならずに済むこと」「有利になること」ってあんの?と自分でも思ってたのですが、先日こんなことが。
対戦相手はZoo。G1に相手は《森の知恵》2枚をプレイ(両方ともカウンター)。この際、相手の《森の知恵》は「5th日本語版」「4th英語版」であった(※気になったので念のため、版と言語を対戦中にメモってた)。
最近Zooは《緑の太陽の頂点》を積んだいわゆる「頂点Zoo」が流行っている。「頂点Zoo」は《稲妻》《Chain Lightning》の火力8枚体制が基本のZooから、だいたい火力が《稲妻》のみ4枚に削られており、最近では《森の知恵》を3枚4枚積む構成が定番のようである(一般的なZooの《森の知恵》の枚数は2枚が基本で、裏を返せば《森の知恵》の枚数は相手が頂点型か非・頂点型かの区別する材料となる。)。
G1では《頂点》を見ることはなかったが、G2開幕で相手がまた《森の知恵》をプレイしたが、このカードが「5th英語版」で「3枚目の《森の知恵》である」ことを確定させるカードであった。《森の知恵》が入っている→頂点型である→火力が少ない等、対戦相手が版と言語を揃えていたり、この対戦がMagic Onlineでディスプレイ上で行っていた事なら知ることのなかった情報を知ることができた。
このマッチではその知りえた情報で実際に勝ちに繋がったかってーと、そんなことはないんだけど、こういう要素も「ゲームの優劣に繋がる可能性は充分ありえる」んだなぁ、と思った出来事でした。
コメント
注意しましょう。
と言うのも、マジックの勝敗はテーブル上で起きていることで決まるんだけども、テーブル上で起きることには「お互いのデッキ75枚」以外の要素が与える影響も大きいと感じるので。例えば普通のZooと頂点Zooのリストの微妙な違いを知っているかどうかなど。
これがデキる男とデキない男の差か…!
Zooの火力枚数確定は、生物にどこまで殴らせてから除去に回るか等、行動が変わってくる情報だと思うので、重要ですよね。
他にも、対戦相手のあるPW(赤アジャニ等、投入枚数にセオリーがないカード)の枚数も、もし言語によって区別がついて「1枚以上」か「2枚以上」かが確定すれば、G3でPithing Needleの先置きコールするしないの判断の材料にすることができるので、役立つ機会は少ないですが、余裕があれば意識しておいて良い事柄だと思います。